ヘスティア/ウェスタ

西洋占星術・ホロスコープ事典
西洋占星術にまつわる神話
ヘスティア

ギリシャ神話:ヘスティア
ローマ神話:ウェスタ
ヘスティアとウェスタは同一視されています。

炉・竈(かまど)の神

女神(処女神)

西洋占星術で紐付けられる天体:ベスタ

ギリシャ神話

オリュンポス12神の一柱
(ヘスティアではなく、ディオニュソスとする別伝あり)

父…クロノス
母…レア
弟…ゼウス

ヘスティアは、アポロとポセイドンに求婚されますが、ゼウスに頼み永遠の処女でいることの許しを得ました。
結婚し、妻、母となる喜びを得ることへの犠牲を払う代償として、全人類の家の中心(当時は“炉”)に座すことと、犠牲に捧げられたものは最も良い部分を得ること、全神殿では他の神々と同様の栄光、栄誉を得ることができました。また、親のいない子すべての母ともなることができました。

この話から、「犠牲」と「義務」という意味を持つようになりました。

ローマ神話

ローマ神話では、竈(かまど)・炉の神であると同時に、家庭の守護神でもありました。

ローマ帝国では、ウェスタは国家の守護神として崇められていました。ローマ帝国では、国は大規模な家族になぞられていたためです。

ウェスタの巫女・ウェスタの聖処女

ウェスタの神殿に仕える巫女・聖職者は、10歳頃のごく若い時からその職に付き、30歳になるまで純潔を守ることを課せられていました。この掟を破れば、生き埋めの刑に処せられたとされています。

ウェスタの巫女・聖処女の主な役割は、神殿に火を絶やさないことでしたが、彼女らには国家から多くの特権を与えられていました。ローマ帝国は家父長制度があり、女性には財産権や投票権がありませんでしたが、ウェスタの巫女・聖処女にはその権利があり、さらに有罪となった人を特赦することもできました。

この制度は西暦394年まで続いたとされています。