乙女座(おとめ座)

乙女座西洋占星術・ホロスコープ事典
乙女座(おとめ座)
処女宮(しょじょきゅう)
8月23日~9月22日頃(日本)

支配星:☿水星
二区分:女性
三要素:柔軟
四元素(エレメント):地

女性(二区分での)は、消極的・従順を示し、柔軟は、破壊性・神経質・融通性・受動的を示し、地は、物的(霊的に対しての物的)・現実的・着実・慎重・忍耐を意味します。

乙女座乙女座は女神なのですが、これは一体誰なのかは諸説あります。ギリシャ神話では、正義の女神:アストライアーという説、豊穣神:デメテル、またはその娘で冥界の女王:ペルセポネー(別名、コレー)という説、知恵・芸術・工芸・戦略を司る女神:アテーナーと言う説があり、メソポタミア神話では、性愛・戦い・金星の女神:イシュタルという説、古代ギリシャと古代ローマで信仰された大地母神:キュベレーという説、エジプト神話では女神、イシスという説などです。

メソポタミア地方の古代都市、バビロンの遺跡にあった乙女座の星座絵では、女神ではなく麦の穂が描かれています。古代エジプトの星座絵でも同様です。
乙女座が女神として表されたのは、ギリシャ神話のデメテル、ないしはコレー(ペルセポネー)が最初ではないか、とされています。尚、デメテルとコレー(ペルセポネー)は同一体であるという説もあります。

諸説ありますが、豊穣を象徴的にされている点が目立ちます。
タロットカード大アルカナ「女帝」には麦の穂が描かれ、「豊穣」を示しています。

以下で示される意味、特性は、支配星(ルーラー)の位置、感受点(惑星等)とその座相(アスペクト)により、弱められたり、他の意味、特性が強く示される場合がありますこと、ご留意ください。

乙女座の基本的な意味

乙女座は、“力の発動をコントロールする機能”を持っています。

乙女座の特徴一覧

  • 知的
  • ナイーブ
  • 誠実
  • 秩序を大切にする
  • 丁寧な言動
  • 神経質で繊細
  • 感受性が強い
  • 正確な判断ができるが批判的
  • 物質的な観点から物事を考える傾向
  • 愛情面、恋愛面では自分本位になりがち。冷たい印象を与える。

乙女座の適職

*日本国内の職種、職業に当てはめています。

  • 医療関係(医師・看護師・病院一般職員等)
  • 調査・研究関連
  • 評論家
  • 編集(映像・出版)
乙女座のパワーストーン
エメラルド

“幸福の石”と呼ばれ、夫婦や恋人との和合、愛を深めてくれる石

ターコイズ(トルコ石)

乙女座の位置に入った感受点(惑星等)が示す意味

太陽…学芸的
…分析的
水星…論理的で批判的な知性
金星…冷静・批判的・情が薄い
火星…欲望は昇華的か不発
木星…鑑識眼
土星…高潔・人を疑う・未知を恐れる
天王星…不安定・ナイーブ・皮肉
海王星…教育力・理想
冥王星…生活の向上心

乙女座の神話

前述しました通り、乙女座にまつわる神話は様々です。幾つかピックアップしてここで紹介致します。

ギリシャ神話

ギリシャ神話では、農業の女神、デメテル(ゼウスの妹)、ないしは、デメテルの娘、ペルセポネー(別名、コレー)とされています。

冥府(死者が行く世界)の神、ハデスはペルセポネーに恋心を抱いていました。
ある日、ペルセポネーは友達と一緒に野原に出掛けて遊んでいましたが、花を積むことに夢中になるあまり、友達からはぐれてしまいました。
この様子を見ていたハデスは、友達からはぐれて一人になったペルセポネーをさらい、冥府へ連れ去ってしまったのです。
デメテルは、なかなか帰ってこないペルセポネーを探し回ったのですが、当然見つかりません。娘が行方不明になってしまい不安になったデメテルは、ヘリオス(太陽神)から、ハデスが冥府へさらっていったことを聞かされてしまいます。
これを聞いてショックを受けたデメテルは、エンナ谷の洞穴に閉じこもり、出てこなくなりました。
デメテルは豊穣神、農耕の神ですから、洞穴に閉じこもってしまっては地上に実りがもたらされません。ついに、地上からすべての草木、農作物が枯れ果ててしまったのです。
これでは一大事と、神々はハデスにペルセポネーをデメテルに返すように命令をしたのですが、なんとハデスは冥界に生えるざくろの実を4粒食べさせてしまったのです。冥界の植物を食せば、地上には二度と帰ることができなくなるのです。
悲しみに暮れるデメテルは最高神ゼウスに、なんとか地上に返すように頼み込みました。
そこでゼウスは、ペルセポネーを1年の間の8ヶ月を地上に、残りの4ヶ月を冥界に住まわすように定めました。(ペルセポネーが冥界に住む4ヶ月間は、デメテルはエリナ谷の洞穴に身を隠してしまい、地上は不毛となります。ギリシャ神話では、この不毛の4ヶ月が冬となり、季節の起源となったとされています。)

エジプト神話

エジプト神話では、乙女座はオリシスの后、イシスとされています。
オリシスは、「生産の神」と呼ばれ、農作物、パンやワインなどの食品などの生産を司る神として崇められていました。
オリシスはイシスを連れて国中を回り、農耕や食品の生産を広めて回ったとされています。
オリシスは徳の高い大変良い神でしたが、実の弟で闇の神、セトに殺害されてしまいます。さらにオリシスは殺害後、死体をセトによって隠されてしまいます。
イシスはオリシスを探し回り、死体となった姿を見付け、復活させようとしました。しかし、セトの手下がオリシスの死体を切り刻んで至る所にばらまいてしまうのです。それでもイシスは切り刻まれてしまったオリシスの体をかき集めて復活させます。
こうして、オリシスは冥界の王として君臨したのでした。
地上のエジプトは、オリシスからイシスへ継承されて治められ、その後、ますます発展したとのことです。
尚、闇の神、セトは、オリシスとイシスの子、ホルスによって討ち取られたとされています。


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乙女座(おとめ座)


星座(サイン)
♈ 牡羊座♉ 牡牛座♊ 双子座♋ 蟹座♌ 獅子座|♍ 乙女座|♎ 天秤座♏ 蠍座♐ 射手座♑ 山羊座♒ 水瓶座♓ 魚座

感受点(惑星等)
太陽太陽月水星水星金星金星火星火星木星木星土星土星天王星天王星海王星海王星冥王星冥王星

ハウス(室)
1ハウス(1室)2ハウス(2室)3ハウス(3室)4ハウス(4室)5ハウス(5室)6ハウス(6室)7ハウス(7室)8ハウス(8室)9ハウス(9室)10ハウス(10室)11ハウス(11室)12ハウス(12室)

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